柿の収穫を行うための1年間の栽培管理の作業をご紹介します。
下の写真以外にも、病気や虫から守るための農薬散布、美味しい実をつけるための堆肥などの施肥作業、
台風対策や鳥獣害対策など、1年を通して行う作業もたくさんあります。
冬から春にかけて・・・
多い年の積雪は1mを越えます。幼木などの細い枝は雪の重さに耐えられないものもあり、雪をかき分けて畑まで行き、雪を落とします。
収穫が終わり、葉が落ち、柿の木の成長が静かになる冬の間に、木のかたちを整えるため、不要な枝を切り落とします。
12月下旬から2月下旬の間に、木に虫が入るのを防ぐため高圧洗浄機で粗皮を削ります。
4月中下旬、霜注意報がでる日には、真夜中に柿畑に火を灯したり、スプリンクラーで水をまき、新芽の低温火傷を防ぐ対策をします。
初夏から秋にかけて・・・
5月中旬から6月下旬にかけて収穫時に実をつけすぎないよう花と実を落とします。
1町2反の柿畑の草刈りを年6回行います。(除草剤は使用していません。)
植え替えたばかりの幼木や、日照りのつづく夏場には夕方からたっぷり水を与えます。
9月下旬から12月中旬にかけて、ほぼ毎日収穫と選別作業を行います。
柿畑には、土の中にも柿の木にも空にもたくさんの生きものがいます。
冬の静寂から春の訪れ、夏のはじまりや秋の気配・・・
その時々の成長した姿やこの場所を求めてやってくる生き物たちから季節の便りを受けとります。
ここは、自由にのびのびと生きる柿畑の仲間たちのギャラリーです♪